令和6年 第3回 定例会 議案質疑

新船橋橋 架け替えに伴う工事請負契約

質問
本議案の入札については応札者が1者となっている。
最近では公共工事が不調となるケースもある中で、入札者があり、橋の開通に向けて
工事が進むことは良いことだが、競争性が働いていたのか疑問が残る。
本件について見解を伺う。

答  企画財政部長
本市の工事入札は、原則一般競争入札に付しており、入札参加要件を満たしている者は
誰でも入札することができるものとなっている。
入札に参加するかどうかは、その工事の期間や内容を踏まえたうえで、各業者が採算性、
配置技術者の空き状況、作業員の確保などを考慮して判断しているものと考える。
今回の入札に関しましては、落札率が約92%となりました。一般競争入札の場合、
結果として入札参加者が1者であったとしても、潜在的な競争力は働くとされており、
今回の入札においても一定の競争性は働いていたものと考えている。

質問
本工事は平成27年の工事着工より、様々な事情から度々工期の延長がされてきた。
工事が長期にわたっており、地元では早期の完成を強く望んでいる。
工期が伸びている経緯は。いつすべての工事が完了するのか。

答  道路部長
新船橋橋架け替え事業については、当初は令和5年度に完了予定だったが、
平成27年度の工事着手以降、インフラ施設等移設工事に不測の期間を要したこと、
想定していなかった海底部における障害物の撤去工事が必要となったことのほか、
掘削面より水が噴き出るパイピング現象が発生し、その対応が必要となったこと
などから工事が長期間に及んでいる。
今後の予定は、下り線の架け替え工事完了後、上り線の補修と耐震補強を行い、
令和9年度末にすべてが完了となる。

武道センターの大規模改修

質問
改修工事において、空調を設置予定とのことだが、広い空間を冷やすにあたって、
どのような方式を採用しているのか。
中学校体育館に設置された空調設備との違いはあるのか。
以前より武道センター活動に関する活動音について相談していたが、
空調を設置することで、武道センター利用者が活動する時に生じる音に対する
近隣住民への対策となるのか。

答  生涯学習部長
空調設備の設置については、本件建築工事契約とは別に「機械設備工事契約」にて行う予定。
中学校体育館に設置された空調設備の室内機には壁掛形または天井吊形が採用している。
武道センターの武道場内に新たに設置する室内機は、天井吊形を各フロアに
必要数設置するもので、一般的かつ効率的な空調方式を採用する予定。
また、空調設備を設置することで、換気のための窓の開閉が減り、
その分武道センター内で活動する際に生じる音が外部に漏れることも減るため、
利用者活動中の音に対する近隣住民への対策になる。

質問
環境に配慮した取り組みについては、どのような対策をしているのか。

答  生涯学習部長
環境に配慮した取り組みとして照明器具のLED化、省エネ性能の高い空調設備の
導入のほか、1階相撲場、2階柔道場、3階剣道場の窓を改修し、断熱性や遮熱性に
優れたガラスに変更するとともに、屋根材の葺き替えに伴い、断熱材を新設する改修を
行って建物の断熱性を向上させる工事を行っていく。

質問
工事の期間が、令和7年4月から令和8年3月までとのことだが、
期間が空けば、武道、運動をやめる人も出てくる。
利用者は休館の間、どこで活動を続ければよいのか。休館中の対応は。

答  生涯学習部長
休館中の活動場所については、本年2月の利用調整会議時に
市民体育大会実施団体及び利用団体に対し、休館についてのお知らせをするとともに、
船橋アリーナや運動公園体育館、学校体育施設開放、公民館など他施設の利用をお願いした。
その後行った利用団体へのアンケート結果を基に、7月には利用されている
柔道場、剣道場、相撲場、会議室ごとに区分した、代替施設となりうる施設の
利用方法等を記した案内書を作成し、利用団体の方々へ配っている。
この他、新規に代替となりうる施設として、学校の武道場などとも
現在調整中であり、まとまり次第、利用団体の方々に案内する予定。


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